ハワイで観る日本の古典芸能

ハワイ日系移民が最初にやってきたのが明治元年で、2018年は150周年に当たる。
最初にやってきた人たちは「元年者」と呼ばれ、1年を通して様々な記念行事が行われているハワイ。
ここに住んで感じることは、日本の文化を尊い、興味を持ってくれる人が多いこと。
日系人も多く住んでいるが、他の人種も、日本の文化を知りたい、また知っている人も多いからこそ、アメリカでありながら、実に住みやすいのがハワイだ。

ハワイで楽しむ日本の文化

私も知らなかったが、ハワイ大学の中に雅楽部があり、笛や尺八などを習っている人たちがいる。
またその人たちが、日本の特定非営利活動法人ハーモニオブジャパンと共同開催講演を行うということで、行ってみた。
観賞は無料。

このハワイ大学の雅楽部はなんと50周年という長い歴史を持っている。
当日はハワイ大学の音楽講堂に、多くの在日本人、日系、また日本とは縁のない白人の人たちなど多くの人が、雅楽、義太夫、長唄、神楽などの舞や歌を聴ききに集まった。

皆真剣にその古典芸能に関心を持ってくれる人たちも多いことに驚かされる。

ハワイで本格歌舞伎!?

来年3月に開催される「ホノルルフェスティバル」では、52年ぶりにハワイで歌舞伎が披露される。
なんでも八代目中村芝翫、四代目中村橋之助、三代目中村福之助、四代目中村歌之助の襲名記念特別公演だということ。
常夏のハワイで日本の古典芸能に関心を持ってくれる人がいること、海外に住む日本人として、誇らしくもあり、また日本のことをもう少し勉強しなくてはと感じる瞬間でもある。